著者は新一万円札に肖像が現れる渋沢栄一である。現代日本語に訳されて読みやすくなっているが,その時代における外来語の意味づけなど現代とちょっとニュアンスが異なっていて,私は異なった楽しみ方も見つけた。自分の業績の栄誉に固執しない渋沢の前向きな生き方に,一本筋の通った実業家としての品性を見る。人生の岐路に立つ時の判断基準の一助となる本であると思う。
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(駿:335.13||sh21,船:335.13||R)
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