「貧すれば鈍す」ということわざを知っていますか。経済状況が悪くなると良い発想も出なくなるという意味です。今のわが国はこの状況に陥っていないでしょうか。
本書は全国各地でフィールドワークや定点観測を重ねる筆者が、「日本の常識は世界の非常識」について、事例を紹介した書籍の著者との対談の中でわかりやすく解説しています。
「括目」とはまさにこのこと。われわれが今語っている「普通」や「常識」「あたり前」は、世界的に見れば通用しません。「商店街」「限界集落」「観光地」「農業」「医療」「赤字鉄道」「ユーカリが丘」の常識とは何なのか。一読の価値があります。
新潮社発行 2014.3
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