皆さんこんにちは、LAの小谷です。
理工学部船橋図書館では、12月15日(金)から1月下旬にかけてLAによる選書展示企画「芸術館へのお誘い」を開催しています。
皆さんが最後に芸術にふれられたのはいつ頃でしょうか。それは中学校の美術の授業かもしれませんし、もしかしたら、この文をお読みいただいている、つい先ほどのことかもしれません。理工系学生の多くの方は、中学校や高等学校での授業を最後に芸術との関係に一度区切りを付けられると思います。それは小学校の時に身近であった図画工作が、いつしか格式高く、どこか縁遠いものとなっていくきっかけでもあります。ですが、それぞれの人に本当に合う芸術を見つめれば、それにはその人と心情を協同する力があるものです。もしそのような作品に出会ったり、生み出したりして、芸術が再度身近になれば、様々な場面においてより豊かな人生を送れるのではないでしょうか。
今回の展示企画では、もう一度制作者側の思いにたてる一冊の本と、絵画、芸能、建築、ゲーム技術、美術史など、幅広い分野の本から二十数冊を選びました。膨大な理系科目の中で専門とすることを望む分野は限られるように、芸術もまた、心から沿う作品が絞られてくるのは自然なことだと私は考えます。今回の選書の他にも、船橋図書館中2階には古典から現代まで芸術に関する多様な本が約千冊所蔵されていますので、作品を探す際に是非ご活用ください。この展示企画や理工学部の蔵書を通して、芸術をまた身近なものとしていただければ幸いです。
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