沈黙の春
レイチェル・カーソン 著
青樹簗一 訳
化学物質は我々の日常生活に欠かせないものである一方で,使い方を間違えると我々の健康や周辺の生態系に対して悪影響を及ぼします.本作はそのタイトルのとおり,鳥たちが鳴かなくなった「沈黙の春」という出来事をきっかけに,当時あまり知られていなかった農薬などの危険性,生物濃縮による生態系への影響について,多くの実例とともに紹介した歴史的著作といっても過言ではありません.化学,とくに環境化学に興味がある方は必読の1冊です.
図書館ではこの図書を所蔵
(駿:519 ||C22 船:519||C23 )
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奪われし未来
シーア・コルボーン,ダイアン・ダマノスキ,ジョン・ピーターソン・マイヤーズ著
長尾 力 訳
化学物質の中には,ダイオキシン類のように人工的に作られ,自然界では分解せず,生体内に蓄積(生物濃縮)するものも多くあります.レイチェル・カーソンの「沈黙の春」から約30年後に発行された本書は,とくに環境ホルモンに関する膨大なデータを詳細に検証し,野生生物のみならず,ヒトに対する重大な影響を与えている実例を多く紹介しています.別途紹介した「沈黙の春」とともに,化学物質を正しく知るきっかけの1冊になると思います.
図書館ではこの図書を所蔵
(駿:519 ||U11 船:519 ||U )
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