私たちは毎日言葉を使ってひととコミュニケーションをとりながら生活しています。しかし,必ずしも上手に使っているとは限りません。先生が発した一言や友達の発言で,嬉しくなったり,悲しくなったり,ムカついたりしたことはありませんか。言った方は気付かなくても言われた方はその言葉で,その日が,時には一生にわたって,良い思い出になったり,悪い記憶になったりします。また,往々にして言った方はそのことに関してすぐ忘れるのに,言われた方はずっと頭の隅に残っていたりします。
本書は46のチェックポイントを5章に分けて,筆者の経験などを交えながら紹介しています。それぞれのチェックポイントは,誰をも「なるほど」と頷かせるものばかりですが,各章の見出しを並べると「気のきいた『一言』-お互いの気分がよくなるものの言い方」「とっさの『一言』-その瞬間で印象が決まる」「知らずにいってしまう『一言』-口癖で得する人,損する人」「口に出さない『一言』-だから,効きます!」「心に残る『一言』-またこの人に会いたくなる!」です。
外出の自粛要請がされるなか,自分のものの言い方,口癖などをひとりでじっくり考えてみませんか。自身のコミュニケーション力を向上させるヒントが一杯詰まっています。これから社会人になる卒業生・修了生を含めて,おすすめの1冊です。
図書館ではこの単行書を所蔵
(駿:809.2||Y43,船:809.2||Y43)
※表紙画像は紀伊國屋書店BookWebから提供されています。
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