電子書籍の台頭で“本”がなくなると心配な方はご一読を。「書籍」は不滅です。さまざまな立場・職業の37名が今後も含めての「書物」を語る薀蓄満載な一冊です。グーテンベルグが何度も登場して辟易しますが、執筆者同志は内容を調整したわけではなく、個別に原稿依頼を受けたものと推察されます。「『にんべん』に『本』と書いて『体』になります。人間の器である体に最も近いツールとして本は・・・」という幅氏(213~214ページ)の件は思わず膝を叩きました。
(建築学科・不動産科学専攻 准教授 宇於﨑勝也)
–
–
–
–
–
–
–