Library News No.13より
◎西沢立衛『建築について話してみよう』
駿図3階 520.4||N 87
・建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した西沢立衛が記す建築が好きになる本。優しい言い回しで自作の設計の背景を語る。
◎B.ルドフスキー『建築家なしの建築』
駿図3階 750.8||Sd||184
船図2階開 520.2||R 82
船図2階文庫520||Sd||184
・長い風雪に耐えてきた世界の名も無き伝統的な家や集落を紹介。現代社会が失った素朴な家づくりの知恵や工夫に出会える。
◎橋本憲一郎+山中新太郎『「まちづくり」のアイデアボックス』
駿図3階518.8||H 38
船図2階開518.8||Ma
・ 「効率を下げる」「差を活かす」「白紙を夢見るのをやめる」「記憶をつなぐ」など22のキーワードで建築やまちづくりのアイデアを紹介する。発想力を鍛える一冊。
◎ライザー+ウメモト『アトラスー新しい建築の見取り図』
駿図3階520||R 25 ; 船2階開520||A
・ クリエイティビティを刺激するデザインソース集。美しい図版と切れ味の良いキーワードが魅力。
◎ 阿部仁史・小野田泰明・本江正茂・堀口徹『プロジェクト・ブック』
駿図3階525.1||A 12
船図2階開520||A
・現在UCLAの建築学科長を務める阿部仁史ら伝説のチームが鍛えた創造の極意63。究極のプロジェクト・ノウハウ本です。「15分仮眠を取ると頭が冴える。その前に一杯のコーヒーを飲むと寝覚めが良くなる」との記述には,思わず目から鱗。
◎ル・コルビュジエ『建築をめざして』
駿図3階750.8||Sd||21
船図2階文庫520||Sd ||21
・学部生にはまだ早い。建築が分かり始めてきた建築系大学院生に読んでもらいたい名著。コルビュジエが何を目指していたのかがリアルに感じられます。
◎コーリン・ロウ『マニエリスムと近代建築』
駿図3階523.06||R 78
船図2階開523.06||Ma
・批評は創造であることが分かる名著。中でも「マニエリスムと近代建築」「透明性—虚と実」は必読。若き日の伊東豊雄(建築家)が翻訳していることにも注目。
◎F.カフカ『変身』『審判』『城』
・社会は不条理さや不明さに満ちている。それを乗り越えるための準備運動としてカフカを読んでみてはどうでしょう。
◎岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
駿図3階913.6||I 96
船図2階選913.6||Mo
・昨年「もしドラ」と呼ばれて話題をさらった書。女子マネが野球部を変えるように,新しく入社するあなたが組織を変えるかもしれない。
たくさんあるので書名だけ挙げます。これに限らず,学生の時には本を読みあさることを薦めます。
◎原広司『空間—機能から様相へ』
◎ 磯崎新『建築の解体』『手法が』
◎ 黒沢隆『翳りゆく近代建築』
◎ 山本理顕『住居論』
◎ レイナー・バンハム『第一機械時代の理論とデザイン』
◎ ロバート・ベンチューリ『ラスベガス』
◎ レム・コールハース『錯乱のニューヨーク』
◎ 谷崎潤一郎『陰影礼賛』
◎ 三島由紀夫『金閣寺』
◎ 安部公房『砂の女』『箱男』
◎ 大江健三郎『同時代ゲーム』『万延元年のフットボール』『懐かしい年への手紙』
◎ ドスエフスキー『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』
◎ ガルシア・マルケス『百年の孤独』
◎ ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』
◎西村賢太『苦役列車』
・言わずと知れた2010年の芥川賞受賞作。落ちている時は,どん底まで行った方がかえって反転力が出るかも?未読ですがそんな時が来たら読んでみようかと思います。
◎マリオ・バルガス・リョサ『チボの狂宴』
・2010年にノーベル文学賞を取ったリョサの大著。現在,読書中です。