メールやSNSが主流の現代ですが、手紙にはえもいわれぬ味わい深さがあります。
そんな手紙を通じて、日本人に身近な文豪の一人・夏目漱石の人柄が表れているのが
本書。家族や友人に宛てた156通の書簡を収録しています。英国生活の苦労や妻への
愚痴などが、時にジョークも交えて歯切れの良い文体でつづられています。小説だけで
は分からない、漱石の人間らしさがよく伝わる見事な書簡集です。漱石は実は私の
小学校の大先輩。ますます親近感が湧きました。
図書館ではこの図書を所蔵
※表紙画像は紀伊國屋書店BookWebから提供されています。
こちらをクリックすると紀伊國屋書店BookWebページが開きます。