
著者である志村史夫氏は、現在静岡理工科大学で教授であるが国内外で半導体結晶の研究をされていた方です。これまでハイテク技術開発に従事してきた著者が、考古学者、歴史学者とは異なる視点から謎の多い「古代世界の超技術」の解説を行っています。ピラミッドの建設やローマ時代のコンクリートの話など、土木工学に関する内容も非常に関心深かったですが、「古代ギリシャ神殿の自動ドア」や「マヤ文明の数学」などの内容もあり、理工学部生が気楽に楽しんで読める一冊だと思います。
※表紙画像は紀伊國屋書店BookWebから提供されています。クリックすると紀伊國屋書店BookWebページが開きます