おすすめの本

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☆おすすめの本☆『最後通牒ゲームの謎――進化心理学からみた行動ゲーム理論入門』 小林佳世子 著 
 推薦者:伴周一(一般教育)

「ReHacQ【高橋弘樹vs進化生物学者】他人の不幸は蜜の味…なぜ?嫉妬と裏切りの戦略とは?」で見た!あの1冊。もちろんすぐ読んだ!超面白い!しかも・なんとLAが選書していた!スバラシイうちのLA!
ちょっと擽られてしまうと人ってそっちに行くのかな?行動経済学と進化心理学の超面白い世界に軽快な文章で導いてくれます。これは読まなきゃ!行動経済学と進化心理学の視点から人間の行動の本質に切り込んでいます。
さて人間は本当に合理的な行動をとる存在?でしょうか?エコン(ホモ・エコノミクス:経済学が想定する、感情に左右されず常に合理的に自己利益を最大化する理想的な人間モデル)と比べるとよくわかる。エコンそんな嫌味な奴はいねーよ!というわけでもないかな?「最後通牒ゲーム」と呼ばれる有名な実験(たとえば、ある人が1000円を与えられ、それを見知らぬ相手とどう分けるかを決める。相手はその提案を受け入れるか拒否するかを選び、OKならその金額をもらえ拒否すれば両者とも報酬はゼロになる。)では、エコンなら1円しかあげない。え!ケチ!そうそうそんな感覚で実際の実験では、もっと分配する現実の人間がほとんどです。これって不合理?非合理?そのメカニズムは?人間の進化の過程まで踏み込んで考察されています。ここは是非読んでみてください。またそこから見えてくる人間の本質からくる、不公平への怒り、他者の視線、裏切り、そしてこういったもの記憶し罰しようとする感情などについて、とても興味深いお話が進化の過程を踏まえて書かれています。めちゃめちゃ面白い。
不公平に対する怒りや、「自分が損をしてまで相手を罰する」その心理と行動をなぜ人は取ってしまうのでしょうか?ここもめちゃめちゃ面白いのでぜひ読みましょう!人間という生き物がどういう生き物なのかが見えてきます。特に「裏切り」に対する人間の持つ感情は非常に興味深いです。裏切り者を見抜き、記憶し、他者に伝え、罰しなければ人間という生き物は生き残れない。そこまでの能力が人間に備わっている!すごい!思わず「ああ今日もまた裏町はうわさ話の花盛り、浮気な風を追い払え、裏切り者を叩き出せ」(中島みゆき『彼女の人生』1976年アルバム『みんな去ってしまった』収録)」を口ずさんでしまった!裏切り者を探し出せ!だね!裏切り者を探し出そうとする衝動そのものが、人類が協力社会を維持するために獲得してきた「社会的知性」の一部かもしれません。
最後通牒ゲーム・独裁者ゲーム・公共財ゲームなど「自分ならどうするか」と考えながら是非読んでみましょうエンターテインメント性も高くて楽しい1冊です。是非どうぞ
ちなみに「エコン」をとあるwebブラウザのAIモードで検索すると笑えます。
「エコンという言葉は、文脈によってエアコンを指すこともあれば、経済学の用語(ホモ・エコノミカスの略)、自動車の燃費向上システム、あるいは特定の製品名(コンクリート打設補助剤や企業名など)を指すこともあります。最も一般的な家庭用品としての「エアコン」に関する情報を以下に示します。・・・」
エアコンの事はエコンって言うやつ見たことないよ。それミスタイプだろ!
エコンなAIかな?
『最後通牒ゲームの謎――進化心理学からみた行動ゲーム理論入門』ぜひ読んでみよう!

 

最後通牒ゲームの謎―進化心理学からみた行動ゲーム理論入門

 

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駿:   ||      船:331.19||Sa
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