私のおすすめの本は、すでに理工サーキュラー(Vol.51,No.188)で紹介しました「トコトンやさしい道路の本」のシリーズもので「今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい地盤工学の本」です。
著者は、地震などの地盤災害発生時にニュース番組等でよく見かける安田進氏です。すでにご存じの方もおられるかも知れませんが、著者は「地盤の液状化」に関する日本の代表的な研究者の一人であります。
本書は、前掲の「道路の本」と同様に初学者や専門外の人が読んでもわかりやすいように見開き2ページを使って右ページに地盤工学に関するトピックスについて解説が書かれており,左ページはその解説をよりわかりやすくするためのイラストや写真が掲載されています。
学部の授業で出てくる地盤に関する専門用語について平易な表現で書かれていますので,専門分野への導入として土木工学科や交通システム工学科の1年生はもちろんのこと、他学科の学生にも大変興味深く読める内容となっています。他に、橋やトンネルなどの交通施設や地盤汚染、センサ、半導体、相対性理論、金属材料、NC旋盤等々、理工学部や短期大学部(船橋校舎)の学生にお勧めのシリーズが多数あります。是非、手に取って読んでみてください。
図書館ではこの単行書を所蔵
(駿:511.3||Y62 船:511.3||To )
※表紙画像は紀伊國屋書店BookWebから提供されています。
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