男子の「どうしてエッチなことばかり考えてしまうのか」という悩みも、女子の「どうして容姿のコンプレックスにさいなまれるのか」という悩みも、全て遺伝子とホルモンの作用で説明できるとしたら。

動物行動学者のリチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』（1976）で、ヒトは遺伝子を運ぶヴィーグル（乗り物）でしかないと発表してから半世紀、これまでは動物行動学者の竹内久美子氏らの著作で最新の学説が紹介されてきましたが、今回、作家の橘氏によって、根拠（エビデンス）となる学術論文を示しながら、男女の性差による特徴・違いが次々に明らかにされています。ビックデータから明らかになったモテる男の条件はただひとつ。モテる女の条件もただひとつ。何かはここには書きません。知りたければご一読を。

大学生が知るにはまだ早いかもしれませんが、女と男は全く思考が異なる生物である事実を知り、これからの生活、恋愛に活かせるとすれば一読の価値はあります。

本書は今年の話題の本となること間違いなし。自宅学修の中で、自分と他者の関係（特に異性）を見直すための、おすすめの１冊です。

図書館ではこの単行書を所蔵
（駿：491.35||Ta 13 ，船：491.35 || O  ）

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