能登半島地震で始まり,南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)も発表された本年。
巨大地震はいつ発生してもおかしくないと言われています。
地震について深く知り,理解することで,その恐ろしさに備えることができるかもしれません。
また,今年は関東大震災の発生から101年です。
復興には日本大学も関わりました。震災後,帝都復興院で理事兼建築局長に就き,復興を指揮したのは佐野利器先生(日本大学高等工学校初代校長,後の日本大学工学部(現・理工学部)初代学部長)でした。更に,聖橋の設計は,後に土木工学科教授となる成瀬勝武先生が担当しました。日本大学高等工学校建築科長であった笠原敏郎先生は,帝都復興事業を立案,実施しました。
そこで駿河台校舎では,当時の御茶ノ水の被害や復興の写真をご覧いただけるよう,展示しています。100年近く前の資料を手に取る機会は多くないと思います。地震や復興について,好奇心を持ち,先人たちの努力を肌で感じてみてください。