目覚めたら虫になっていた主人公が、虫のまま息絶える。なぜ、虫になってしまったのか、どんな虫になったのか、一切、説明されないまま終える不条理な物語。とかく結論や正解を求めがちな現代の私達に、自ら「考えること」「想像すること」を要求する古典の名作。
なぜ定訳を使わなかったのか、なぜこの訳語を選択したのか。新たに翻訳された本文100頁に添えられた、訳者解説50頁も読み応えあり。
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(駿:943.7 ||Ka15 船:943.7||ka15)
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