吉田松陰・久坂玄瑞・高杉晋作・桂小太郎・大村益次郎をはじめ、多くの人々に認められ愛され育てられた若き日の山田市之允の成長記。歴史小説とはいえ市之允の息使いと心の葛藤が聴こえてきます。明治維新の大きなターニングポイントである五稜郭の決着、その中心に立った市之允。そこまでの道程の中で、市之允は多くの人々との関わりと経験を積み、感情を乗り越え、大きな視野と未来を見据えた大きな人物に。未来への決断はその後の日本に大きな影響を与えました。軍事の天才が教育・法学に進むその根っこの元がわかります。またその才を早くから見出していた高杉晋作・大村益次郎(村田蔵六)も本当に凄いです。もちろん山田市之允のちの山田顕義卿は、初代司法大臣にして日本大学と國學院大學をつくられたかたです。歴史小説ですが是非読んでみましょう!本当に面白いです。是非どうぞ。
図書館ではこの図書を所蔵
(駿:913.6|| A38 船:913.6 || A 38)
※表紙画像は紀伊國屋書店BookWebから提供されています。
こちらをクリックすると紀伊國屋書店BookWebページが開きます。