探し方ガイド

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各種資料の探し方

 

図書の探し方

ここでは、特定のテーマを扱った図書の探し方を解説します。すでに利用したい資料の書名・著者等がわかっているときは、OPACで検索してください。

図書館の書架で探す

図書館の資料は、主題により分類番号(日本十進分類法に拠る)が与えられています。
探している主題の分類番号の書架を探してください。
テーマが漠然としているときに適した方法ですが、分野によっては冊数が多すぎて、自分のテーマの図書を探し出すのに手間がかかることがあります。

OPACを利用したテーマ検索

OPACのタイトル欄やキーワード欄 (書名・著者名・出版者・件名を同時に検索)に、調べたいテーマに相当する言葉を入力して検索します。 このとき、ヒットした件数が少なかったり、自分のテーマに合わなかったら、言葉を変えたり(同義語、類義語)、 より広い概念や狭い概念をさす言葉で入力してみてください。

OPACで見つからなかった場合

EDSで日本大学の他学部分館の情報を検索する。(直接所蔵館に出向き閲覧と貸出が可能。本学部分館から相互貸借で現物借用が可能。*)

  • 相互貸借で取り寄せる場合は、カウンターで手続きをしてください。

Cinii Books で他大学図書館の情報を検索する。

  • 借用の場合は、料金がかかります。カウンターに相談してください。
  • 直接閲覧する場合は、紹介状を発行します。カウンターに相談してください。

NDL Onlineで国立国会図書館の所蔵を探す

  • 国会図書館は18歳以上であれば、自由に閲覧できます。(紹介状不要)
  • 借用の場合は、料金がかかります。

 

雑誌論文の探し方

雑誌は、一般雑誌(Magazine)と学術雑誌(Jounral)の2種類があります。大学図書館では学術雑誌が主要な蔵書となっています。

  • 一般雑誌・・・読者を限定せず、学術的であるかどうかを問わない、書店で見かける雑誌。
  • 学術雑誌・・・主に学協会や大学などが刊行する学会誌や論文集(紀要)など。研究者の研究成果発表の場であり、多くは査読制度があり、理工系分野では重要な資料。

 

データベースで探す

雑誌論文をタイトルや著者名から検索するには、記事索引・文献目録を利用します。最近ではオンラインデータベースが中心です。
理工学部で検索可能な主なデータベースは次のとおりです。

CiNii Article(国立情報学研究所)

国内の学術雑誌・大学紀要類をキーワードや著者から検索可能。

雑誌記事索引(国立国会図書館)

国立国会図書館が提供する国内雑誌のデータベース。

JDreamⅢ

学術雑誌をはじめとする学協会誌、企業技報、公共資料など信頼性の高い情報のみ約6,000万件を科学技術の全分野にわたり網羅的に収集している日本最大の科学技術文献情報データベース。

MathSciNet

アメリカ数学会 (AMS) が提供する、Mathematical Reviewsのデータベース版。世界の数学文献・数学論文をカバーする書誌・レビューデータベース。

SciFinder Scholar

「Chemical Abstracts」に収録されてきた化学文献情報を中心に、物理、医薬、生命、農学などの関連分野や特許情報、物質情報を検索できるデータベース。

Web of Science

自然科学、社会科学、人文科学各分野における主要雑誌の文献情報を収録し、引用文献検索により関連文献をたどることができるデータベース。

東洋経済デジタルコンテンツライブラリー

『週刊東洋経済』『一橋ビジネスレビュー』『会社四季報』『就職四季報』など、東洋経済新報社の経済・ビジネス・企業情報誌をWEBで検索・閲覧できる図書館向けオンラインデータベース。

論文が掲載されている雑誌から探す場合は次の方法があります。

OPACで探す

図書館に所蔵している雑誌を探す場合は、OPACで雑誌名を入力して検索します。
所蔵があれば、配架場所と請求記号により該当する雑誌書架に行き、巻、号、発行年、ページを確認して論文を閲覧します。
図書館に所蔵がない場合
他学部図書館、他大学図書館に所蔵がある場合は、文献複写申込書に記入して、図書館カウンターに提出してください。

電子ジャーナルを利用する

近年、多くの雑誌が電子化され、電子ジャーナルとして閲覧することができます。
日本大学や理工学部で契約している電子ジャーナルは、データベース検索結果から電子ジャーナルへリンクし、論文を閲覧することができます。

 

新聞記事の探し方

新聞は社会で起きているさまざまな出来事を短い時間の中で編集し、伝えるもので、新聞記事は文献としても重要です。
当日及び過去1~2カ月の新聞は、図書館で保管していますので、館内でご利用ください。
新聞記事を検索するには新聞データベースを利用します。
理工学部で利用できる新聞データベースは次のとおりです。

聞蔵Ⅱ(朝日新聞社)

朝日新聞の朝刊・夕刊・地方版のほか、週刊朝日、AERA等の記事も検索可能で、記事全文が表示され、閲覧できる。明治期の新聞から検索できる。明治期からの新聞記事も閲覧できます。

ヨミダス歴史館(読売新聞社)

読売新聞の新聞記事が検索可能で、記事全文が表示され、閲覧できます。

新聞縮刷版(冊子体資料)

1カ月分の新聞を1冊にまとめて発行するもの。以下の新聞縮刷版が利用できます。
(駿河台)朝日新聞縮刷版
(船橋) 朝日新聞縮刷版、日本経済新聞縮刷版、日本教育新聞縮刷版

 

博士学位論文の探し方

学位を得るために大学院などに提出される研究論文を学位論文といいます。提出された学位論文は,審査されて,合否が決められます。学位論文には修士論文(M.D.Thesis)と博士論文(Ph.D. Thesis)があります。学位論文といった場合、通常は博士学位論文を指します。
博士学位論文は内容が詳しいこと、審査を受けているため評価の高いことが特徴で、課程博士と論文博士があります。
課程博士…博士課程後期在学中に論文を提出し、学位を授与された者
論文博士…論文を提出して審査等に合格し、専攻分野において博士課程を修めた者と同等以上の学力を有すると認められた者
学位論文の多くは市販されず、入手が困難な資料です。授与機関(主に大学)で保存していることが多いですが、1部は国立国会図書館で所蔵しています。
博士学位論文を調べるためには検索システムを利用します。

■IRDB(国立情報学研究所)

国内の機関リポジトリ内のコンテンツ(博士論文のほか、学術雑誌論文、研究紀要、研究報告書等)のメタデータを検索できます。

■CiNii Dissertations(国立情報学研究所)

国内の大学および独立行政法人大学評価・学位授与機構が授与した博士論文の情報を検索できるサービスです。 国内の大学等学術機関のリポジトリにて公開されている博士論文、国立国会図書館が所蔵する博士論文について一元的に検索することができます。

国立国会図書館デジタルコレクション(博士論文)
平成3(1991)から平成12(2000)年度に送付を受けた約14万5千点の論文のうち、約1万5千点の博士論文の主論文をインターネット上で公開しています。

■日本大学リポジトリ(学位論文)
日本大学リポジトリでは,2013年以降の日本大学で創造される教育研究成果(学位論文)をWeb上で公開しています。

船橋図書館では、本学部で学位を取得した論文を保存しています。
検索システムを利用して、探している博士学位論文の論文名、論文著者名、授与年月日、授与番号を調べてカウンターに問い合わせてください。
利用は館内閲覧と著作権許諾範囲内での複写です。全文複写の場合は著者の許諾が必要です。

 

会議資料

会議資料(または会議録 Procedings)は学協会などが開催した学術会議での発表内容や研究集会の開催に伴って作成される一連の資料で、自然科学分野ではその速報性のため重要視されており、雑誌論文による会議資料の引用も多いです。
具体的には,開催予告(カレンダー),日程表,要旨集,予稿集,会議録などがあり,開催予告や日程表は,インターネットで多数提供されています。

会議録には、書名に開催年や地名、○○th, ○○回などの開催回数などが、外国のものには conference, proceedings, meeting, workshop などの会議を表す言葉が付いています。国際会議の場合、図書、雑誌の特集号(Special Issue)別冊(Supplement)などで発行される場合があります。

会議資料には特定のデータベースはありません。
図書館の所蔵を調べる場合は、学協会のWEBサイトで検索して、書誌情報を確認してから、OPAC検索を行ってください。

<国内の会議録>

J-STAGE
科学技術振興機構(JST)が提供する電子ジャーナルの発行、公開システムです。国内の科学技術関連の学協会誌、会議録、報告書などを電子化し、抄録や全文をインターネット上で公開。

CiNii Books
国立情報学研究所が提供するデータベース。会議録の所蔵館を調べることができます。

CiNii Articles
国立情報学研究所が提供するデータベース。協会刊行物・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記事索引データベースなどの学術論文情報を検索できます。

<海外の会議録>

IEL Online (IEEE Xplore Digital Library)
IEL (IEEE & IEE)は、IEEE(米国電気電子工学会)とIEE(英国電気工学会)が1988年以降に刊行したジャーナル、会議録、工業規格のフルテキストを提供する全文データベースです。理工学部図書館が冊子で購読していた雑誌のほか、会議録なども入手できます。(学内限定)

 

テクニカルレポート

様々な専門機関において調査研究や委託研究の報告書として発行されるもので、固有のレポート番号を持っています。NASA Technical ReportやJAXA 報告書などが主なテクニカルレポートです。またAIAA(米国航空宇宙協会)発行の会議発表論文である学協会ペーパーも理工系では重要な資料です。
主なテクニカルレポート(アメリカ・ヨーロッパ)

  • PBリポート(研究開発一般)
  • ADリポート(国防関係)
  • DOEリポート(原子力を含むエネルギー関係)
  • INISリポート(原子力関係)
  • NASAリポート(航空宇宙関係)
  • EURレポート(科学技術関連)

テクニカルレポートを探す場合は、レポート番号から発行機関を判断し、複数のツールで検索を進めます。

テクニカルレポートは、国立国会図書館で多く所蔵しています。レポート番号や著者、タイトルでも検索ができます。

日本のテクニカルレポート検索

JAEA(日本原子力研究開発機構)、KEK(高エネルギー加速器研究機構)、KURRI(京都大学原子炉実験所), JAXA(宇宙航空研究開発機構)、NIFS(核融合化学研究所)などの各研究機関のホームページでは、それぞれの機関で発行しているテクニカルレポートを検索できます。

JDREAMⅢ
JST(科学技術振興機構)が提供する科学技術・国内医薬生物学関係の文献情報。テクニカルレポートも掲載。(学内限定)

米国のテクニカルレポート検索

NTRL: National Technical Reports Library
NTIS(National Technical Information Service)が刊行した 1964年以降のテクニカルレポートを検索できるデータベースです。

Scienece.gov(米国政府)
米国政府関連の科学技術情報がまとめて検索できます。

CGP: Catalog of U.S. Government Publications
GPO(U.S. GOVERNMENT PUBLISHING OFFICE)が発行した出版物の書誌情報が検索できます。また、オンラインで利用できるものはリンクが張られています。govinfoのリンクでは、無料公開されている資料の検索が可能です。

AIAA Paper
船橋キャンパスでは、AIAA Technical Paperを所蔵し、2008年からは電子ジャーナルとして全文をインターネットで閲覧、出力が可能です。(船橋キャンパスのみ)
https://arc.aiaa.org/search/advanced
1979~2007までは冊子体で保存しています。OPAC画面

テクニカルペーパーの番号を指定して、カウンターで申し込んでください。

 

特許の探し方

特許(Patent)は、発明者に発明の独占権を一定期間与えて保護し、公開によって産業の発達を促すための制度です。特許資料はWebから無料でダウンロードできるように体制が整っています。

日本の特許を探すサイト

特許情報プラットフォーム
特許庁が所蔵する特許・実用新案等のデータベースが検索できます。

海外特許を探すサイト

EspacenetEuropean Patent Office)
欧州特許庁が提供するデータベース。

USPTO Patent Application Full Text and Image Database
米国特許庁が提供するデータベースです。

PATENTSCOPE(World Intellectual Property Organization)
世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization:WIPO)が提供するデータベース。

化学分野の特許はSciFinder Scholarから検索が可能です。

 

規格資料の探し方

規格(Standard)は、知識や技術、製品が標準的なものとして普及するように定めた取り決めで、用語、単位、寸法、品質、方法などを規定しています。理工系で主に使われる工業規格には、国際規格、地域規格、国家規格、団体規格などがあり、それぞれ国際規格を基準として各国の国家規格が決められています。

理工学部分館では日本規格協会(JIS)のJISハンドブックを購入しています。
JIS規格(本体)所蔵:船橋図書館中2階書庫
JISハンドブック所蔵:駿河台図書館、船橋図書館

規格資料の入手方法

略名から国や種類を特定して、図書館の所蔵を調査し、所蔵がない場合は文献複写等で入手します。

検索ツール

JIS検索
日本工業標準調査会が提供するデータベース。

日本規格協会Libarry Server
ISO規格、IEC規格などが検索できます。各種規格の購入も可能。

国立国会図書館では各種規格を所蔵しており、検索できます。

 

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