◆読んで欲しいポイント
　この書籍は本物のロケットの仕組みと作り方を分かりやすく解説しています。

◆読み取ってほしい内容
　ロケットは航空宇宙技術の結晶であり，その開発には長年月日を費やし現在の成功に繋がっています。この書籍ではロケットの基礎の基礎から詳しく説明しており，何も知らなくても分かりやすいものになっています。解説の中心は小型衛星を打ち上げるための小型ロケットとなっており，実際にロケットの開発を行なっているインターステラテクノロジズの技術者が書いています。

◆おすすめの理由
　今まで専門書でしか知り得なかったロケットをフルカラーの図を使った分かりやすい解説で，専門外の人でも理解しやすいように書かれています。実際にロケットの開発を行なっている技術者が実例を使って解説していることも本書を薦める理由の一つです。ロケットの開発はとても難しく思えますが，そこをそんなに感じさせないのも良く，専門家が呼んでも面白い内容になっています。内容的には大学の講義でも使えるレベルで，実は高度な内容でもあります。導入部分は実際に大学で行なっているロケットの講義とほぼ同じ内容となっており，ロケットの打ち上げの基本はとても簡単な物理であることが分かります。1900年代にロケットの構想が発表されて100年ちょっとになり，近年では民間でロケットを打ち上げられるようになってきました。この書籍を読むとロケットの開発を身近に感じることができます。

図書館ではこの図書を所蔵
（駿：549 ||  To66   船：549||U ）

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