とにかくページをめくるのが楽しく、世界中の博物館の表・裏が見られます。学芸員課程の学生にはぜひ一読してもらいたいですが、多くの学生にとってもモノやコトのこれまでとこれからがどのように展示されるのか。その背後にどれほどの作業や苦労があるのかが理解できると思います。見開き2ページで簡潔にまとめられているのもわかりやすいです。
ミュージアムでは表の展示物の何倍もの量のモノが裏のバックヤードに保管され、さらにバックヤードでは展示のための作業や工夫が日々行われています。実は裏のほうが数倍面白いのですが、普段は裏を見ることはできません。本書は児童書ではありますが、その表に現れてこない部分を丁寧に紹介している点で秀逸です。
世界各国の80を超える博物館が紹介されていますので、ぜひ一見を。お勧めの1冊です。
図書館ではこの単行書を所蔵
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※表紙画像は紀伊國屋書店BookWebから提供されています。
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