おすすめの本

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☆おすすめの本☆ 元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話 さんきゅう倉田著 / 推薦者:宇於﨑勝也(建築学科/不動産科学専攻)

日本国民には納税の義務があります。学生でもモノを購入すれば消費税がかかりますし、アルバイトをすれば所得税を納めます。中には酒税やたばこ税をたくさん負担している人もいるかもしれません。本書のタイトル「必ず得をする」を納税を免れると読んではいけません。税金に関する考え方が理解できるととった方がよいでしょう。税の控除についても記述はありますが、学生時代に受けられる控除はほとんどないでしょう。
元国税局員で現在芸人の著者が国税局員の時代に得た知識を芸人らしく人気マンガの登場人物の行動になぞらえて、どのような税金があるのかを解説しています。
 解説のひとつに「給与と給料と賞与の違い」があります。賞与=ボーナスであることはわかると思いますが、給与と給料の明確な違いは何でしょうか。また、次のような解説もあります。アルバイト先で「賄い」を食べることがあると思いますが、皆さんのアルバイト先では「賄い」は無料ですか、有料ですか。食事として提供される「賄い」は現物給与として源泉徴収の対象になり税金がかかるそうです。無料の提供は逆にアルバイト代を少なくする原因になるということです。さらに、競技大会でよい成績を収め、賞金を貰った場合も一時所得となり税金がかかるそうです。今まで知らなかったこのような税に対する知識を広げてくれるという意味で「得」になります。ただし、今まで知らずに生活してきて納税を無視してきたことにもたくさん気づかされますので、真剣に考えると若干怖い思いをするかもしれません。私の人生では脱税でペナルティが課せられるほどの大金を受け取ったことはないですけどね。

図書館ではこの単行書を所蔵
駿:345.21||Sa 65、船:345.21||Mo

※表紙画像は紀伊國屋書店BookWebから提供されています。
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